マンモグラフィについて、よくある不安にお答えします
今回は、乳がん検診の中でも特にご質問の多い「マンモグラフィ」についてお話しします。
「痛そう」「自分に必要なのかわからない」
そうした不安を感じている方に、少しでも安心して検診を受けていただけたらと思います。
マンモグラフィでは、どんな異常が見つかるの?
マンモグラフィは、乳房を挟んで撮影するレントゲン検査です。
この検査の大きな特徴は、石灰化病変と呼ばれる、触っても分からないような小さな変化を見つけるのが得意な点です。
しこりとして触れる前の段階の早期乳がんも、マンモグラフィで発見されることがあります。
一般的には、5mm以上のしこりであれば、マンモグラフィでも確認できると言われています。
ただし、乳腺の状態によっては、マンモグラフィだけでは分かりにくいこともあります。その場合には、乳腺エコーを組み合わせて確認することが大切です。
マンモグラフィはどれくらい痛い?
「マンモグラフィは痛いと聞いて怖い」という声は、本当によく聞きます。
実際、乳房を挟んで撮影するため、皮膚が引っ張られるような感覚や、圧迫による痛みを感じることはあります。
ただ、多くの方が「耐えられないほどの痛みではなかった」とおっしゃいます。
痛みを少しでも和らげるためには、生理前や生理中を避け、生理後に受けるのがおすすめです。この時期は乳房の張りが少なく、比較的楽に検査を受けられることが多いです。
高濃度乳房だと、マンモグラフィでは見つかりにくい?
「高濃度乳房だと、マンモグラフィでは意味がないのでは?」と聞かれることがあります。
確かに、乳腺がしっかりしている方では、マンモグラフィだけでは分かりにくい病変もあります。
しかし一方で、石灰化病変はマンモグラフィでなければ見つけられないこともあります。
そのため、高濃度乳房の方であっても、マンモグラフィが不要になるわけではありません。
必要に応じて乳腺エコーを併用することで、より正確な診断につながります。
年代によるマンモグラフィとエコーの考え方
一般的に、40歳以上の方にはマンモグラフィをおすすめしています。
妊娠中や授乳中の方は除きますが、症状がある方や検診目的の方は、年齢を問わずご相談ください。
20代・30代の方では、マンモグラフィよりも乳腺エコーの方が適している場合が多いですが、
ご家族に乳がんの既往があるなど、遺伝的な心配がある方では、30代でもマンモグラフィを検討することがあります。
一人ひとりの年齢や乳腺の状態に合わせて、最適な検査を選ぶことが大切です。
マンモグラフィで異常が見つかったら?
マンモグラフィで気になる所見があった場合には、まず乳腺エコーで詳しく確認します。
それでも判断が難しい場合には、針を使った検査やMRIなど、追加の検査を行うことがあります。
「異常があると言われたら、すぐにがんですか?」と不安になる方も多いですが、すぐにがんと診断がつくわけではありません。段階を踏んで、慎重に確認していきます。
早期発見のために、検診を受けてください
乳がんは、早期に見つけることが何よりも大切です。
症状がないうちに見つかれば、治療の選択肢も広がり、身体への負担も少なく済みます。
「まだ大丈夫」「そのうち受けよう」と思っている方こそ、ぜひ一度、乳がん検診について考えてみてください。
六本松乳腺クリニックでは、安心して検診を受けていただけるよう、丁寧な説明を心がけています。
不安なことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
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